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ディセントのRのネタバレレビュー・内容・結末

ディセント(2005年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2005年のモンスター・ホラー。

監督は「ドッグ・ソルジャー」のニール・マーシャル。

あらすじ

サラ(ショーナ・マクドナルド「バグダッド・スキャンダル」)は家族で川下りで遊んだ帰り、交通事故に遭い夫と娘を亡くしてしまう。それから1年後、サラの傷を癒すために集まった仲間たちと共に洞窟探検をするサラだったが、その洞窟内で人のような姿をした化け物に襲われる。

Netflixにて。

ニール・マーシャル監督作の中で、1番有名な作品ながら、まだ観ていなかったのでネトフリで鑑賞。

「ディセント」というと、モンスター・ホラー作品の中では結構よく聞く作品で、設定の通り狭く暗い洞窟が舞台なので閉所恐怖症の方は観れません!的な宣伝をしていたのでそこら辺を期待しながら観たんですが…。

今作に関する感想は端的に言えば、一言。

何してるか、わかんねー!!

なるほど、確かに暗くジメジメした洞窟内で心もとない灯や松明だけで展開される話の展開は、閉所恐怖症の方には厳しそうだ。

肝である怪物(地底人?)が出てきた後も、穴に引きずり込まれたり、地下に滴った水が溜まった沼上での戦闘があったりと(明らかに汚そう)、洞窟内だからこそできる「やだみ」がそこかしこに見られる。

けど、やはり洞窟が舞台だからか、いくらなんでも暗すぎるよ!!せっかくの怪物の姿も予算がないからそのチープさを隠す意味合いでは上手く機能しているかもしれないけど、不明瞭で物足りないし、せっかくの登場人物の退場(殺される)シーンも暗さに加えてなんかチャカチャカしているもんだから何がなんだかわからない。あと、それに付随して、主人公のサラ含めて洞窟探検メンバーが6人いるわけなんだけども、洞窟入った後は、なんとなくわかるのがアジア系のジュノ(ナタリー・メンドーサ「ヘルアイランド」)と短髪のホリー(ノラ=ジェーン・ヌーン「プール」)くらいで、後は同じような容姿の女性が何人かいるので、もう誰が生き残ってて、誰が死んでるのかわかんねぇ!!下手したら主人公のサラですら、わかんなくなるので「え?なんでこの人覚醒して強くなってるの!?あ、主人公だからか!」って映画見慣れてない人みたいな感覚に陥ってしまった笑。

あと、お話部分でも、確かにサラの夫と不倫関係にあったジュノは許せないかもしれないけど、洞窟内では仲間を助けるために一番頑張ってたのも彼女であって、それを共闘した挙句に逃げる足を潰して取り残すってのは、なんかあんまりじゃないだろうか?サラの最後もなんとなーく救いがない感じで終わったのもなんか後味悪いなぁ…。

ということで、あんまり個人的にはホラーとしての「やだみ」よりも作品としての「やだみ」の方が上回ってしまった作品だった。
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