【監督強化月間⑧ ポン・ジュノ】
冒頭20分は怪獣映画として、「何か不気味なものが日常を破壊する」感じがあって完璧だった(人間の過ちが人間に還ってくるってのもツボをよく抑えてるなぁと)。ただ、さすがはポン・ジュノ。怪獣に様々なメタファーを盛り込み、反米映画として、そして学生運動に敗れた者がもう一度立ち上がる話としても観てとれる内容でした。ドロップキックもしてくれて大満足です。
しかし、ポン・ジュノという監督は『吼える犬は噛まない』といい『殺人の追憶』といい『パラサイト』といい、地下に何か世の中を破壊するものが潜んでいると思ってるのではないかって考えちゃうね。