ゆず

キツツキと雨のゆずのレビュー・感想・評価

キツツキと雨(2011年製作の映画)
3.8
何も分かってない素人に「面白いよ」と言ってもらうことは、クリエイターにとって地味だが確実な励ましになるのかもしれない。
そんなシーンがあって少しほっこりした。
いや全体的にほっこりして笑みがこぼれる作品だった。

親子ほども年の離れた木こりのおじさんと映画監督の若者。
二人の交流によって、それぞれが抱えていたものが軽くなっていく。
およそ住む世界も目指すものもまったく違う人間同士が、お互いに影響しあっていく不思議。
まったく違う世界同士だからこそ、その境界線を超えて関わりあった時の影響力は強いのかもしれない。

まあとにかくあの役所広司がど素人として撮影現場にいる、というだけでジワジワくる。



8/21 キツツキと雨 録画
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