ようやく鑑賞した名作。
ベトナム戦争を舞台とした作品で、この手の作品が苦手な私ではあったがかなり良かった。
実際にベトナム戦争の帰還兵であったオリバー・ストーンが、あまりにも残酷で凄惨な、血で血を洗うベトナム戦争の実情を描いた作品。
『地獄の黙示録』『ディア・ハンター』と並ぶベトナム戦争を描いた映画の代表作。
これほどまでにベトナム戦争においてアメリカ軍のした行為の残酷さを描いた作品はそうないのではないか。
また、同士討ちが行われていた事実には驚きが隠せない。
たしかに、戦争犯罪が横行していたのであれば起こっても不思議ではない。
俳優陣も素晴らしい。
本作は特にウィレム・デフォーが素晴らしい。
多くの作品でその存在感と役者としての価値を見せつけているウィレム・デフォーだが、彼の比較的若い頃の作品は観たことがなかったと思うので、少し新鮮だった。
やはりこの頃から演技力は素晴らしいな。
ポスターのシーンはやはり名シーンだった。
