こっふん

プラトーンのこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

プラトーン(1986年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年 132本目

・戦場のリアル。
・死と隣り合わせの恐怖、緊張感がひしひしと伝わる。敵味方の区別も曖昧で、味方も信用できず、常に気を張り休まる暇がない。至る所に死体が転がるまさに地獄。正気ではなくなる環境やし、そうでもならないとやっていけないと思う。
・村人を殺すことにも抵抗がない。善悪の区別がはっきりしておらず、倫理観を失い、罪悪感も感じていない様子。社会復帰には相当苦労するだろうなと感じた。
・兵士たちは人を殺したいのか?それとも生きるためにやむなく殺すのか?不必要な殺しを楽しむかのような描写もあった。彼らはどういう精神状態だったんだろうか。
・クリスも次第に精神が毒され、暴力的になっていく。最後にはバーンズを射殺するが、あれは仲間を思い楽にしてあげるというより、恨みからの殺害のように感じた。
・ベトナム戦争絡みの作品って本当に多いなと思う。それぐらいアメリカ人にとって重い負の歴史なんやろうな。
・かなりショッキングな作品。これが現実に起こっていたんやから心底恐ろしい。
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