正義と悪の子供
上の人と衝突して昇進できない正義の上司エリアスと汚い事ばかりしているけど評価される悪の上司バーンズの元でせっせと働く新入社員テイラーといった図でこの映画を鑑賞していた。
こういった構図は会社に勤めていると結構目にする。私のブラック企業での経験がヴェトナム戦争と重なってしまったw
この映画の脚本、監督をしているオリヴァー・ストーンは実際にヴェトナム戦争を経験しているとのこと。
バーンズは確かに悪だ。しかし極限のストレス下においては自分を守るために自ら悪に染まってしまう気持ちもわかる。もちろん虐殺を容認しているわけではない、しかし彼等の意見もくんでくれというような印象を受けた。それは実際に戦争を経験したオリヴァー・ストーンが監督したからなのかもしれない。
戦争そのものが悪なんだ。
正義と悪は常に反目している。せめぎあっている。宮崎駿は綺麗すぎると生きていけないと言っていた。また悪の経験があるからこそ人生を彩らせてくれるとまで言っていたと思う(うろ覚え)。
また私の中で、正義が主張し、悪が主張する時がくるだろう。正しい答をだせるかわからないが、その経験は間違いなく今後の人生を豊かにしてくれるはずだ。