しじみ加工の工場の社長が入院し、その工場を急遽継ぐことになった若い娘が繰り広げるどたばた劇。やる気も人生に対する希望も何もない娘。けど、面倒くさい事を全て受け入れ、「がんばるしかないじゃないですか」、「しょうがないじゃないですか」と前向きなんだか、そうでないんだか、脱力感がいっぱいのところが心地良い。最近将来に希望を持てず、期待せずに生きている若者を象徴しているかのようだが、そういう若者も今ある中で精一杯やっているんだなと。派手な演出はないけど、シュールな笑いを提供してくれ、かつ泣ける。工場の社歌を聞いたら抱腹絶倒+感動を一度に味わえる。好きだな~、こういうの。
※木村水産社歌
上がる上がるよ消費税
金持ちの友達一人もいない
来るなら来てみろ大不況
その時ゃ政府を倒すまで
倒せ!倒せ!政府!
シジミのパック詰め
シジミのパック詰め
シジミのパック詰め
一度や二度の失敗と
駆け落ちぐらいは屁の河童
駄目な男をすてられない
仕事は基本つーまらない
中の下~の生活
所詮みんな中の下~
楽しいな~
楽しいな~
中の下中の下どうせみんなたいした人生じゃないしはなっから期待してませ~ん
シジミのパック詰め
シジミのパック詰め
シジミのパック詰め