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Milk Teeth(英題)の映画情報・感想・評価・動画配信
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『Milk Teeth(英題)』の
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動画配信は2026年2月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
Milk Teeth(英題)が配信されているサービス一覧
Milk Teeth(英題)が配信されていないサービス一覧
Milk Teeth(英題)の評価・感想・レビュー
Milk Teeth(英題)が配信されているサービス一覧
『Milk Teeth(英題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
Milk Teeth(英題)が配信されていないサービス一覧
『Milk Teeth(英題)』に投稿された感想・評価
KnightsofOdessaの感想・評価
2026/02/09 22:21
3.5
[ルーマニア、あの日、姉は消えた]
ミハイ・ミンカン(Mihai Mincan)長編二作目。まさかのルーマニア団地映画である。1989年4月、チャウシェスク政権が崩壊する直前のルーマニア。アリーナという少女が姿を消した。彼女を団地の中庭で最後に目撃したのは妹のマリアで、アリーナは本来マリアが捨てるはずだったクルミの殻を持って行ったきり姿を消したのだった。映画は心に大きな傷を負ったマリアの1年を追っていく。あの時、捨てていたのが自分だったら、ここにいないのは自分だったのかもしれない…という罪悪感や姉失踪への喪失感もありつつ、あまりにも茫然自失とする両親を見てしまったがために少し冷めてしまってすらいるという複雑な心境の中にいる。そんな彼女の不透明な未来と整理の付かない感情を、ピントの合わないその先に、アリーナがふらりと現れるかもしれない…とすら感じさせるほどのクロースアップを多用することによって表現し共有する。母親は父親も警察も信じず己の道を進み、そんな母親にうんざりしている父親は距離を取り始め、周囲の子供たちもマリアから距離を取り始め、彼女は孤独の中で感情に向き合わなければならない。姉がいなくなって部屋も静かになってしまい、映画には台詞も音楽もまばらにあるだけ。あまりにも苦しい映画だ。
マリアは近所の同級生に怪しい男を見たと言われ、彼と一緒に廃工場を探検し、工場の地下でゾンビのように佇む男を発見するという一連のエピソードがあり、それは終盤で革命後のルーマニアに戻ってきた人物による無邪気なルーマニア賛美と繋がっている。失踪したアリーナの捜査は、革命のゴタゴタによって有耶無耶になってしまった。アリーナとマリアは、革命前後の時代に青春を過ごした、文字通りの"失われた世代"を象徴しているのかもしれない。アリーナの捜索は何も掴めないまま打ち切られ、マリアを気に掛ける大人は遠くに行った父親以外誰もいなくなってしまった。彼女たちは上の世代から見捨てられてしまったのだ。最後の"純粋な心"の象徴だったクルミが唯一の理解者に託されたのは、希望と取るべきなのだろうか。
#2025ofOdessa
#劇場鑑賞2025ofOdessa
#EEMofOdessa
#RomanianFilmOdyssey
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みむさんの感想・評価
2026/02/10 09:19
3.3
ヨーテボリ映画祭にて。
崩壊直前のチャウセスク政権の政治的混乱の中での子供の失踪をめぐるドラマをドキュメンタリータッチでマリアに焦点を当てて描く。妹アリーナが姿を消し両親は娘を探すために尽力するが、崩壊しつつある社会の中でまだまだ子供のマリアはまるで取り残されたよう。
妹との最後の会話が「嘘つき!」と怒ったことだったこともありマリアにトラウマや罪悪感が芽生えているのではと不安な気持ちになる。
理解できないことばかりの中、それでも子供なりに理解しようとして成長していく。
喪失感を抱えたまま、それに向き合うにはまだ幼すぎるマリアは持ち前の想像力で逃避してたってことだろうか?
失踪した妹や事件の真相に迫るドラマではなく、時間とともにフェイドアウトしていく出来事のすぐ傍で、語られることがない一人の少女の心境を描いた映画だったんだろうと思う。
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voterの感想・評価
2026/02/25 14:50
4.8
ベネチア国際映画祭にて
Rose of Nevada と合わせて個人的ベストだった。当時のルーマニアの歴史背景を知っていると深く理解できるはず。日本公開してほしい。
当時の適当なメモ:
記憶のように徹底した一人称視点のせいだろうか。彼女から見た警官のシーン、同級生の家から見た窓の外の景色など、明らかに彼女目線。手ブレの多さによって、自身の記憶のように残る。是枝監督が手ブレには必ず理由が存在すると言ってたのを見てから、必ずその理由を辿るようにはしてる。
壁をノックし帰ってきた返事が返ってこなくなる変化。嘘つきの同級生。
結局彼女は、自身の目で事件の真相を目撃してしまったわけだけど、彼女自身にはそれが現実なのかなんなのかよくわかってないような気もする。彼女は結局両親には伝えずしまい。たしかにトラウマ級の出来事って誰にも伝えず一生心の内にしまっておくものかもしれない。優に彼女が大人まで隠して生きていくのが想像つく。そのトラウマが彼女を大人にさせる。彼女はきっとそれまで外の世界の恐怖と戦っていくのだろう。あのしかめた顔がそれを予見させる。
姉が亡くなった時の創作時の音響がえぐい。恐怖を加速させる。時代背景が完全に東ヨーロッパ(ソビエト)時代のルーマニアなので完全に好み。あの閉塞感と彼女の姉を失った孤独感とが結びついている。黒沢清が社会背景と作品を結びつけているように。この作品はそういう意味で清っぽいな。
晴れなのにずっと曇ってるよう、ずっと心拍上がってる。
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