Milk Teeth(英題)を配信している動画配信サービス

『Milk Teeth(英題)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

Milk Teeth(英題)
動画配信は2026年1月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

Milk Teeth(英題)が配信されているサービス一覧

『Milk Teeth(英題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

Milk Teeth(英題)が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

『Milk Teeth(英題)』に投稿された感想・評価

[ルーマニア、あの日、姉は消えた]

ミハイ・ミンカン(Mihai Mincan)長編二作目。まさかのルーマニア団地映画である。1989年4月、チャウシェスク政権が崩壊する直前のルーマニア。アリーナという少女が姿を消した。彼女を団地の中庭で最後に目撃したのは妹のマリアで、アリーナは本来マリアが捨てるはずだったクルミの殻を持って行ったきり姿を消したのだった。映画は心に大きな傷を負ったマリアの1年を追っていく。あの時、捨てていたのが自分だったら、ここにいないのは自分だったのかもしれない…という罪悪感や姉失踪への喪失感もありつつ、あまりにも茫然自失とする両親を見てしまったがために少し冷めてしまってすらいるという複雑な心境の中にいる。そんな彼女の不透明な未来と整理の付かない感情を、ピントの合わないその先に、アリーナがふらりと現れるかもしれない…とすら感じさせるほどのクロースアップを多用することによって表現し共有する。母親は父親も警察も信じず己の道を進み、そんな母親にうんざりしている父親は距離を取り始め、周囲の子供たちもマリアから距離を取り始め、彼女は孤独の中で感情に向き合わなければならない。姉がいなくなって部屋も静かになってしまい、映画には台詞も音楽もまばらにあるだけ。あまりにも苦しい映画だ。

マリアは近所の同級生に怪しい男を見たと言われ、彼と一緒に廃工場を探検し、工場の地下でゾンビのように佇む男を発見するという一連のエピソードがあり、それは終盤で革命後のルーマニアに戻ってきた人物による無邪気なルーマニア賛美と繋がっている。失踪したアリーナの捜査は、革命のゴタゴタによって有耶無耶になってしまった。アリーナとマリアは、革命前後の時代に青春を過ごした、文字通りの"失われた世代"を象徴しているのかもしれない。アリーナの捜索は何も掴めないまま打ち切られ、マリアを気に掛ける大人は遠くに行った父親以外誰もいなくなってしまった。彼女たちは上の世代から見捨てられてしまったのだ。最後の"純粋な心"の象徴だったクルミが唯一の理解者に託されたのは、希望と取るべきなのだろうか。