TSUTAYA発掘良品作品。
当時、劇場版のチラシを見た時から、ずっと悲しい映画と勘違いをしていた作品でした。(汗)
世界的に有名な私立探偵フィリップ・マーロウの産みの親、レイモンド・チャンドラーの原作の映画化のハードボイルドミステリーです!
夜のLAの雰囲気に、ジャズ。
探偵のくわえ煙草と煙
アガサ・クリスティーのエルキュール・ポアロや
コナン・ドイルのシャーロックホームズ
のような娯楽要素や謎解き要素が強いものではなく、アメリカンニューシネマ独特の雰囲気を持った作品です。
つまり、この作品は2回見ないと、作品の良さは理解出来ないかもしれません。
1度目は映画の雰囲気をじっくりと味ってください。
最初は、画面も暗く、慣れない雰囲気で、途中で眠たくなる方もいるでしょう。
2度目は、じっくりストーリーを楽しんでください。
きっと、この映画の良さが一層、理解出来るはずです。
最初は何気なく見ていたオープニングは、
2度目は、不思議と素晴らしい名場面に思え、
そしてラストは「第3の男」を彷彿させるエンディング
に余韻に浸ることになるでしょう。
音楽は、スピルバーグ監督映画作品を多く手がけているジョン・ウィリアムズが異色のジャズアレンジしたスコアの曲が
耳に残ります。