龍馬

隣の影の龍馬のレビュー・感想・評価

隣の影(2017年製作の映画)
3.5
好き嫌いが分かれる隣人モノ!

1本の木から光が当たる当たらないという些細なことから、全面対決に至る姿を描いた北欧の作品。

タイトルがサスペンス的ですが、実際はブラックコメディタッチなので見る人を選び評論家受けしそうな作品です。

音楽がバックに流れているので、サスペンスな雰囲気を醸し出しているが、音楽なしで映像だけ見ると笑えるシーンが多い。

大きな家のお隣さん同士、普通に話をすれば分かり合える所を、相手を威嚇し火に油を注ぐ話し方で怒らす主人公の母。

息子も元カノとのSEX映像を未だに大事にして、自慰行為に浸っているところを嫁に見つかり離婚騒動に。

この2つの話が同時進行で進んでいくのですが、負の連鎖は止まらず勢いを増すばかり!目には目を、歯には歯を状態。

果たしてどんな結末が用意されているのかが、この映画のみどころ。

サスペンスや推理映画好きは、オチが見えるので思惑どうりかもしれないが、分からない人にはウケルかもしれない。

最初からサスペンスと思って見るのではなく、コメディと思ってみるのがいいでしょう!

アイスランド・アカデミー賞で作品賞を含む、監督賞、脚本賞、男優賞、女優賞、助演女優賞、視覚効果と7部門を受賞しているのが凄い。
龍馬

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