【 丁寧な暮らしの皮を剥ぐ、無音の狂気と執着 】
江口のりこ演じる主人公・桃子の「丁寧な暮らし」という名の張り詰めた日常が、静かに崩壊へと向かっていくサスペンス。
吉田修一原作×森ガキ侑大監督の手>>続きを読む
【 紛争の泥沼と伝説の巨獣──リアルな惨劇に呑み込まれた怪作 】
実在する9メートル級の巨大人喰いワニ「グスタフ」を題材に、アフリカの内戦地帯という過酷なシチュエーションを掛け合わせたパニック・スリ>>続きを読む
【脆く破滅的な女の愛憎を冷徹に炙り出すクロード・シャブロルの真骨頂 】
アルコールに逃避し、自ら転落の道を歩む女性ベティ。場すえのレストランで出会った中年女性ローラの慈愛に包まれながら、彼女は自らの>>続きを読む
【 大作かと思いきやシュールな笑いが満載のB級怪作 】
『ジュラシック・ワールド』のような重厚な大作パニック映画を期待して観に行ったら、良い意味で裏切られるアン・ハサウェイ一家と恐竜の「ツッコミどこ>>続きを読む
【 虚構の幻影に狂わされる、倒錯した情念の深淵 】
『裏窓』と2本立で劇場初鑑賞。
映画の日だったので、2本で1000円はお得感満載。
アルフレッド・ヒッチコックが仕掛けた映画史に残るサスペンスの>>続きを読む
【 覗くレンズに映る、人間の孤独と愛の焦燥 】
何度かDVDで見たが今回、劇場初鑑賞!
足を骨折し、車椅子で身動きが取れない報道カメラマンのジェフ。退屈しのぎに望遠鏡で向かいのアパートを覗くうち、>>続きを読む
【 散り際の美学、青春の銃声 】
何度も観ているが、
3年前にリバイバル上映で劇場初鑑賞。
実在のアウトロー、ブッチとサンダンスの逃避行を描いたアメリカン・ニューシネマの不朽の名作。
第42回ア>>続きを読む
【恐怖の感染源はSNSと承認欲求。手を握れば、そこはもう戻れない地獄】
気鋭の映画スタジオA24が北米配給を手掛け、豪州の人気YouTuber出身で後に『ブリング・ハー・バック』を監督するフィリッポ>>続きを読む
【名曲と映像美が彩る、贅沢で洒脱な大人のサスペンス】
40年ぶりの2度目の鑑賞。
何不自由ない財力を持ちながら、スリルだけを求めて完全犯罪の銀行強盗を企てる富豪トーマス・クラウン(スティーヴ・マッ>>続きを読む
【生と死の淵で交差する言葉と魂、今年NO1を確信する圧巻の大作】
196分という長尺を一切感じさせない傑作だ。
物語の舞台はパリ郊外の介護施設。人手不足やスタッフの無理解に悩み、施設内で様々な苦悩>>続きを読む
『言葉ひとつで崩れる幸せ。不穏で癖のある人間ドラマ』
幸せの頂点から一転、たったひとつの「秘密の告白」を機に不穏な空気が忍び寄るサスペンスドラマ。
挙式を1週間後に控えたチャーリーとエマは、親友夫>>続きを読む
【 容赦なき血みどろの絶望!妊婦を襲う狂気の凄惨バイオレンスホラー 】
日本初公開時にぼかし処理された、ハサミによる人体破壊や腹部への惨劇描写。
その無修正シーンを拝むべくオールナイト上映で鑑賞。>>続きを読む
【 命のパワーで怨霊を叩き潰す、怒涛のババア無双と命の賛歌! 】
押切蓮介の原作漫画を白石晃士監督が実写化した本作は、家に取り憑いた怨霊“サユリ”によって神木家の人間が一人また一人と無残に命を奪われ>>続きを読む
【 ヤバいおっさんの暴走と、妙な中毒性 】
白石晃士監督によるフェイクドキュメンタリーホラー『コワすぎ!』シリーズの記念すべき第1作。都市伝説「口裂け女」の捕獲に挑む取材班の暴走を描いた快作だ。>>続きを読む
【サメ映画の歴史を変えたB級映画界の金字塔】
メキシコ湾流の異常気象が生んだ巨大ハリケーンが、無数のサメを巻き込みロサンゼルスへ突入。都市部に大量のサメが降り注ぐ「サメ竜巻」が街を襲う。この無茶苦茶>>続きを読む
【取り返しのつかない「決定的な一日」と、静かな破滅の気配】
アキム・トリアー監督による「オスロ三部作」の二作目。
1963年のフランスの名作映画『鬼火』の舞台を現代のオスロに置き換えて映画化した作>>続きを読む
【若さの無敵感と脆さ、その残酷なまでのリアル】
ヨアキム・トリアー監督の長編デビュー作であり、『わたしは最悪。』へと繋がる大切な原点とも言える青春映画の傑作。
物語は、作家を目指す二人の青年が辿る>>続きを読む
【自分に正直に生きる女の恋と失敗と成長の物語】
『センチメンタル・バリュー』のヨアキム・トリアー監督が描くのは、人生の舵を切りきれず、何者にもなれないまま30歳を迎える女性ユリヤの生々しいリアルだ。>>続きを読む
【あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点】
タイトルの「センチメンタル・バリュー」とは、個人的な思い出や感情が宿る大切なものを指す。本作でその象徴となる>>続きを読む
【10秒のすれ違いに咲く、遊び心と密やかな恋心 】
劇場公開時に話題となり気になっていたものの、見逃していた一作。アマプラ配信を機にようやく鑑賞できたが、期待を遥かに超える素晴らしさだった。
ジョ>>続きを読む
【 腐女子の叫びと歌舞伎町の光、自分だけの世界を愛する解放の物語 】
松居大悟監督と金原ひとみ原作のタッグが贈る、痛々しくも愛おしい自己肯定と解放の物語。
そもそも「腐女子」という言葉自体を知らな>>続きを読む
【 札束の山と大空を舞う、国家をあざ笑ったチャラ男の滑稽な末路 】
民間航空会社のパイロットからCIAの極秘密輸工作員へ、そして南米の巨大麻薬カルテル「メデジン・カルテル」の密輸業者へと二股をかけ、>>続きを読む
【田園の静寂に潜む惨劇、豪華キャストが空回りする王道サスペンス】
大都会の喧騒を離れ、郊外の歴史ある大邸宅「コールド・クリーク」へと引っ越してきたクーパー一家。理想の田園生活が始まるかに思われたが、>>続きを読む
【クラウドファンディングの情熱と特撮愛が詰まった一作】
劇場予告を観て以来気になっていたが、アマゾンプライムで配信が始まったので興味本位で鑑賞。「温泉からサメが出る」という一発アイデアを、77分間の>>続きを読む
【 映画の鼓動を紡ぎ出す、生きた音響の魔法 】
スティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカスをはじめ、錚々たる映画人たちが口を揃えて彼への愛とリスペクトを語る。
御年90歳を超えてなお現役であり>>続きを読む
【 喪失の痛みを包み込む、孤独な魂たちの祈りと救済 】
山田太一の小説『異人たちとの夏』をイギリスに舞台を移して再構築した、痛烈な美しさと切なさに満ちた傑作だ。
タワマンで孤独に暮らす脚本家アダム>>続きを読む
【プロ意識と自分らしさを問う、スタイリッシュなサクセスストーリー】
当時劇場で鑑賞して以来、久々に再鑑賞を果たしたが、歳月を経ても全く色褪せていなかった。
ジャーナリスト志望でファッションに無頓着>>続きを読む
【歴史の影で紡がれる、母娘の静かなる命の逃避行】
1948年に起きた惨劇「済州島四・三事件」を背景に、過酷な運命に翻弄される母娘の絆を描いたヒューマンドラマ。
10月、政府による「海岸線から5km>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【 街を切り裂く躍動感! 孤独なヒーローが挑む極限バトル 】
記憶を消されたピーター・パーカーが、仲間も支えもない完全な孤独のなかで、傷つきながらも一人街を守り続ける本作。
MCUを追いかけていな>>続きを読む
【散りゆく平和への警鐘、弾き出された「敗北」の真実 】
昭和16年、日米開戦直前に設置された「総力戦研究所」で、データと論理を駆使して日米戦の未来を試算した若きエリートたち。
彼らが弾き出した答え>>続きを読む
【美しき日常を侵食する、二人の母親の疑心暗鬼】
1960年代の閑静な郊外を舞台に、
ジェシカ・チャステインとアン・ハサウェイという豪華女優が共演した心理サスペンス。
“ベルギーのアカデミー賞”で史>>続きを読む
【傷だらけの問題児たちが魅せる本格アクション】
ニューヨークに現れた謎の脅威。
だが頼みの英雄(アベンジャーズ)は現れない。
代わりに集められたのは、
元暗殺者や元兵士といった暗い過去を持つ問題児>>続きを読む
【 家族の絆と笑いが加速する、銀河一賑やかな宇宙の宴 】
宇宙一の“はみ出し者”たちが帰ってきた!
前作のノリとセンス抜群の80年代ポップスはそのままに、笑いの要素もパワーアップした賑やかな仕上が>>続きを読む
【 泥沼のループと、鮮烈なアルゼンチンの色彩 】
ウォン・カーウァイ監督が1997年に発表した本作は、香港返還を目前に控えた激動の時代、国境を越えてアルゼンチンへとやって来た二人の男の、不器用で痛々>>続きを読む
【 時代に翻弄される二人が見つけた小さな光 】
1950年代、白色テロと呼ばれる政治的抑圧が続いていた戒厳令下の台湾。
反政府分子として兄を処刑された少女・阿月(アグエー)は、遺体を引き取るため、>>続きを読む
【理不尽な暴力に引き裂かれる男女の運命 】
本作は、フランスの海辺の町を舞台に、ある事情から心身に傷を負った中年心理学者のローランと、彼を治療することになった美しい女医コンスタンスの恋を描く1975>>続きを読む