あおや

ゴッドファーザーのあおやのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.8
これは名作。とにかくすべてにおいて最高の完成度。淡々と進んでいく物語と名優たちの痺れる演技に圧倒的に引き込まれる。本当におもしろい映画は終始にやけがとまらないもんだ。そんな中でもやっぱりマーロンブランドのあの圧倒的な存在感。凄み。風格。彼の演技だけでもこの作品を見る価値はあるであろう。
段々とマフィアの世界に染まっていき最初と最後とではまるで別人かのようにみえるマイケル。マイケルがゴッドファーザー(名付け親)となるのと同時進行で他のファミリーのドンは一斉に殺され真のゴッドファーザーへとなっていくみせ方の秀逸ぶり。そしてラストシーンで父ヴィトーと同じように“ドン・コルリオーネ”と呼ばれ頼られるマイケルをドアの外から見るケイ。もう本当にコッポラの巧みっぷりに脱帽するしかない。これは何回も観よう。本当に凄い映画だ。
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