あおや

エイリアン2のあおやのレビュー・感想・評価

エイリアン2(1986年製作の映画)
4.2
リドリー・スコットからジェームズ・キャメロンへと引継がれた物語は1から地続きの続編。前作で完全にトラウマとなった“恐怖との遭遇”を体験し唯一の生存者となったリプリーが、例の惑星にまさかのまさか舞い戻る。
船員に紛れる人造人間、腹を突き破って生まれるエイリアン(チェストバスター)、禍々しいフォルム、そして強酸性の血液、無能な上司のせいで失われる命…
続編としてのポイントをしっかりと踏襲しつつ、今作はがっつりと銃火器を交えた海兵隊が“奴ら”と闘う。音響も活かしながら動体探知レーダーで距離の遠近がわかる“静と動”の演出がか実に巧みであり、1とはまた違った面白さがある。特に厳つい火炎放射器片手に集団の先陣を切る女性バスクエスのビジュアルが好きだ。また、惑星で生き延びていた少女ニュートのキャラが絶妙で、ハドソンの泣き笑い「隊長にしろよ」が最高に笑えるので注目だ。
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