かっつ

ロッキーのかっつのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
5.0
改めて見返して気付いたこと。それは……これぞ映画!!!

音楽だけじゃ表現できず、文章だけでも表現できないものを僕らは観たいんです。映画を観て、何かを感じたいんです。

じゃあ結局、手元に残しておく映画は「ロッキー」でいいんじゃないかな?安いメイクと大根役者、完璧に先の読める展開、訛りまくったクサい台詞………でも、だからこそ、荒削りだからこそ表現できるものがある。

映画でのロッキーも、現実でのスタローンも、この一撃で……このチープな一本の映画で、世界の脇腹を打ち砕いた。アメリカンニューシネマをぶち壊した。

これを観て、「明日から頑張ろう」と思えない奴はクソだ。自問しろ!お前は世界中にただのゴロツキじゃないことを証明できたのか?お前は本当に孤独じゃないのか?

やるしかないんだよ!立ち続けるしかないんだよ!立ち続ければ、変わると信じて行動しなきゃいけないんだよ!

どんなに新しいCG技術が作られても、革新的などんでん返しが生まれても……ロッキーの不屈の闘志は潰れない。打ち立てた金字塔は誰にも潰せない。ロッキーに感動する人間がいる限り、映画文化は終わらない。

負けられない日の前夜に観る映画No.1
かっつ

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