【代々木忠、最強説】
肉体的に関係を持つより精神的に関係を持つ方が、より深い関係と言えるのでしょうか?
弁護士のジョンは妻アンとは冷めた関係。一方でジョンはアンの妹シンシアと浮気を重ねている。そんな中、ジョンは旧友のグレアムと再会する。
グレアムは不能で女性を抱く事が出来ない、一方で女性に性的な告白をさせてそれをビデオテープに撮る事で欲望を満たしていた。アンやシンシアがそんなグレアムと会ってから、ジョンと彼女らとの関係に歪みが生じてくる。
ジョンとグレアム、どちらも違うアプローチで女性と関係を持つが、どちらがより深く繋がるのか?
しかしこの男たちもそうだし、女性たちもそうだし、人間ってどうしてこうもマウントを取りたがるのだろう?
自分だけが、「この人が誰にも見せた事のない姿を見た」という事は大いなるマウントである。妹が姉の旦那を寝取るのもマウント、友達に妻を撮られるのは逆マウント。人間ってマウントを取りたがる生き物なのね。
本作がソダーバーグの長編デビュー作という事らしいがあんまりソダーバーグ色は感じなかったかな。私はこういうデイストよりもエンタメ色強めのソダーバーグ作品が好きなのかも(これはこれで面白かったけど)。
皆さんは精神的な繋がりか肉体的な繋がりかどちらが深いと思いますか?
私はどちらかではなくその両方が繋がった時が最強説を唱えたいと思うのですが。ズルいかな。