ゴロフキン

ビー・デビルのゴロフキンのレビュー・感想・評価

ビー・デビル(2010年製作の映画)
4.8
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと探してた作品。やっと見れました。

主人公はソウルでOLやってる女性。彼女の幼馴染が暮らす小さな島を訪ねるとその友人は島でひどい扱いを受けていて、、っていう冒頭。もう最初っから不穏すぎて食いつく。うんざりするような民度の低い島の住民が全員もれなく最低で胃が痛くなってくる。中でも一際キモい奴がやっぱりペソンウで全世界が納得のはまり具合。マイベストペソンウはこの役。もう永久にこれで決まり。
友人の扱いが完全に家畜並みかそれ以下で不憫なんて単語では表せない、かなりの胸糞展開。ちなみにこの不憫な女の人、肌が黒すぎて最初わかんなかったけど『チェイサー』でも悲惨な目に遭ったソヨンヒでしたね。でも今回は悲惨なままじゃ終わらないから。ジャケット見れば想像つく通りのバイオレンスです。
中盤までひたすらフラストレーションを貯めて、もうほんと勘弁してくんないかなってところでの急展開、ソヨンヒがジャガイモ掘りながらとっても印象的な言葉をつぶやくシーンが神々しい。

単なるバイオレンスじゃなくストーリーがしっかりしてる。ソヨンヒの過去が判明するにつれ感情移入度合いがすごかったな。そして主人公のOLはこの映画を見てる全員へのあてつけかな。

とにかくここまで人殺しの肩を持つ映画は初めて。傑作!
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