クモ怪人

戦争のはらわたのクモ怪人のレビュー・感想・評価

戦争のはらわた(1977年製作の映画)
3.6
弾丸や迫撃砲、激しい一斉射撃、爆破に次ぐ爆破で火力が凄い。兵士がスローモーションでショッカーように吹き飛ぶ!

チョビヒゲ総統ではなく、ドイツ軍の前線をドロドロ・ヌチヤヌチャに描く。これは間違いなく「ハラワタ」だ。

主人公、シュタイナー曹長をジェームズ・コバーンが演じる。人間味があり犬のように尻尾を振らない。戦争でしか生きられない不器用な漢だ。どことなく日本のサムライのよう。

その上官、シュトランスキー大尉をマクシミアン・シェルか演じる。部下の手柄を横取りするゲスさ、オイラもシュキだぜぇ、シュトランシュキー!

S.ペキンバー得意のバイオレンス描写が炸裂する。スローモーション撮影で戦争の悲惨さを際立たせる。人間の卑劣さ、胸糞悪さを描きながらゲスい戦争の実態をハラワタのようにさらけ出す。シュタイナーの怒りの銃弾を見よ!

アッハッハッハ、アーッハッハッハッ、ハハッ、バッキャローッ!
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