ガブXスカイウォーカー

リディックのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

リディック(2004年製作の映画)
3.8
『リディック』シリーズ第2弾。前作『ピッチブラック』より全ての面でスケールアップしており、今回は狂信的集団ネクロモンガーとの戦いを描く。こういうアウトロー対悪の軍団みたいなスペースオペラは実にいい。と思っていたら、途中からリディックが宇宙刑務所に送られて脱獄の話になってしまう。メカのバトルも少なめで『スター・ウォーズ』シリーズみたいにいかないのはやや残念。だが、クライマックスでは、リディック対ネクロモンガーの親玉ロード・マーシャル(コルム・フィオール)のタイマンバトルで盛り上げてくれる。
とにかく肉体とVFXを駆使したクォリティの高いアクションをこれでもかと見せまくる。リディック役のヴィン・ディーゼルなんかシュッとしていて、『ワイルドスピード』シリーズのドミニク・トレット役とは別人のようなカッコ良さである。
監督・脚本のデヴィッド・トゥーヒーは本作の後、続編『リディック: ギャラクシー・バトル』(2013年)を最後に新作を発表していない。スペースオペラを撮れる数少ない監督なのでぜひ新たなる活躍を期待したい。