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風と共に去りぬの380のレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.9
風と共に去り「ぬ」って何?
去らないって事?
「去らん」みたく去ろうかと思ってる系?
って訳でわかんないから検索すると…
完了形って事だった。
去っちゃった系…
で誰が?
どうやら「時代」らしい。

時価換算したらアバターやタイタニックを抑え世界での興収が歴史上1番の映画。

スカート抑えるマリモン、
アイス食うオードリー・ヘップバーン、
クレオパトラなエリザベス・テイラー
空港で別れを惜しむイングリッド・バーグマン、
シャワーで刺されるジャネット・リー…

それより何より荒地の一本松(松?)の横のビビアン・リーって言うぐらい地球代表みたいなアイコンな訳で、アカデミー賞は沢山の部門で受賞した大河ドラマです。

淀川さんの番組でチラチラ観てた筈だけど、ちゃんと観ていませんでしたので、改めてメモをとりながら観ました。

1939年の映画です。南北戦争が描かれてたら、そん時が南北戦争なのかなと思っちゃいます。w
1939年の作品ですが、劇中の舞台はもっと昔の南北戦争の時期が描かれている、当時からしても時代劇だった訳です。

あまり期待せずに観始めると、古い映画特有の大袈裟な動きや派手なカメラワークにワクワクさせられました。先ずオープ二ングから、結構なスピードでのズームインが、遠〜くからビビアン・リーの顔どアップまで。しかも彼女のメッチャ横目スマイル、ツインテール。最後迄何度もやる、右眉だけ上げ。
ズームアウトでは、壮大な屋敷や膨大な数の戦争負傷者を見せ、状況を強調する事に効果を発揮していました。

まるで70年代の少女漫画のようなドレスと立ち居振る舞い、仰々しいセリフ、オーバーな喜怒哀楽。勿論、真逆で、漫画がこれに影響された訳ですね。凄くはいからさんでした。御機嫌如何、紅緒です。

倫理観が余りに1939年過ぎて誰にも味方し難い所も有りましたが、概ね今観ても楽しめます。

皆さんは1番最後、納得出来ます?

私も40何年生きて来てこれまで色々有りました。
ビエ〜ン😭とか思ったり
もう駄目や、くたびれた…と思ったり。
そんな時、よし帰ろう世田谷へ。
そう思ったものです。
よし、世田谷へ!

嘘です。思いません、そんな風には。
自身に重ね合わせても、全然納得出来ない終わり方って訳です。
お茶を濁したかったのかな。
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