カエル

風と共に去りぬのカエルのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
4.5
前半なんでスカーレットが主人公なの?
身勝手だし性格悪いし

それが色んな出来事・事件を通して
スカーレットは自分に正直に生きてるだけで、しっかりしてて、やっぱり彼女が主人公だわと思い直した。

田舎の土地を守ろうとした、そして守ってきた地主の娘さんだわ。
都会の人ではない。
経営者としてしっかり生きてる人だわよ。
綺麗ごとばかりじゃ生きていけない、図太く生きる大切さを改めてみせてもらった気がした。

そんな中で、ただひたすらに「きれいごと」というか理想というか、本当に心が綺麗な天使のようなメラニーがいるのも同じ世界で。
でもメラニーが天使でいられるのは、人を騙したり殺したりしてでも生きるために力強く働くスカーレットがいたからこそで。
この二人は心底お互いを尊敬していたんだろうなと思ったり。

アシュリーの良さがわからんけど。

名作といわれる作品はやっぱりいいね。


因みにヤンキー(北部白人)は南部ではいまだに嫌われてるのよね。
アメリカ南部の白人さんたちが北部白人(ヤンキー)を嫌っているのを実際に1年間アメリカ南部に留学しているときにみてきたので、映画の時代だと尚更そうだろうと容易に想像できる。
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