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薔薇の葬列のKSatのレビュー・感想・評価

薔薇の葬列(1969年製作の映画)
4.1
当時16歳とは思えぬピーターの美貌、突き刺すようなモンタージュや鈴木達夫の撮影、合間合間のインタビューによるメタ表現や唐突な淀川長治など、アングラらしいアングラを地で行くような、安心して観れるアングラ映画。この時代のATGのパワーは凄い。

ゲイの少年のエディプスコンプレックス、という頭が痛くなるような題材だが、英国のスウィンギング・ロンドンを遥かに凌駕するような、圧倒的な60年代歌舞伎町のパワーがすべてである。
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