Yukiko

デジャヴのYukikoのレビュー・感想・評価

デジャヴ(2006年製作の映画)
3.8
2021年2月28日  NHKBS放送録画
『デジャヴ』  2006年制作
監督、トニー・スコット。
他の監督作品に『トップガン』『ビバリーヒルズ・コップ2』
『トゥルー・ロマンス』『クリムゾン・タイド』
『エイミー・オブ・アメリカ』『マイ・ボディガード』など
多くの話題作を監督していることに驚く。

2006年2月28日、ルイジアナ州ニューオーリンズ。
多くの犠牲者を出すフェリー爆発事故が起きる。
爆発はテロによるものだが、現場近くの女性の死体は殺人に
よるものだと判明。
アメリカ連邦捜査機関ATFの捜査官、ダグ・カーリン
(デンゼル・ワシントン)は、FBIと共に捜査をする。
そして、「スノーホワイト」という監視システムの映像を
見せられる。


デジャヴ=既視感。
実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験
したことのように感じる現象。(Wikipediaより)

監視システムにより、4日間前のクレア(ポーラ・パットン)
の映像を観るダグ・カーリンとFBI捜査官達。
本当にプライバシーの場面を大型画面に映し出して観ている
のには、‥‥引く、引く、引く。

FBI捜査官のポール(ヴァル・キルマー)が犯人だと、
この映画を一緒に観ている家族は言うので、そのつもりで
観ていたら・・・・・犯人が現れた!
動機はなんじゃい? 分からないまま。

タイムカプセルで過去へ。
ちょっと前に、一枚の紙を初めて過去に送ったばかりなのに、
ダグ・カーリンは自らタイム・カプセルに入る!!

何故、そんなにクレアを助けることに執心するのか?
と思うが、大型画面でクレアのプライバシーを観ている内に
惚れたか? 
(私も観ていて、クレアをドキッとするほど素敵だと思った)

サスペンスからSF映画へと。
でも、SFとしてはちょっと弱いかな。
なんか、現実感ある話だし。

過去に行くための科学的説明はよく分からないままだった。

過去で死んだのなら、現在には現れないのでは?と思ったが。



この映画で主人公がATFに勤務しているが、初めて聞く言葉
だったので、ちょっと調べてみた。
以下。

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ATF=アルコール・煙草・火器及び爆発物取締局

アメリカ合衆国司法省内に設置されている専門の法執行
及び取締り機関である。
その管轄範囲には、火器及び爆発物の違法な使用・製造・所持と
アルコール飲料・たばこ類の違法な流通に対する捜査・犯罪の
予防が含まれる。
また、ATFはアメリカ国内の州をまたがる火器・弾薬及び
爆発物の販売・所持・運搬に関する許認可も行っている。

ATFは、放火犯罪を実物大の模型で再現できる研究所を
メリーランド州で運営している。
アルコール・タバコ・火器・爆発物とあるが、それらに深い
共通点や類似点が有るわけでは無く、単に一つの組織で
危険物や国家の歳入源となる物全てを扱っているだけである。

ATF特別捜査官の採用は、少なくとも4年制大学の学位を持ち、
地方や州警察での4年以上の勤務経験といった競争的な職歴を
持つ候補者のうち、5%に満たない人数しか採用されない。
採用経過を非公開とする契約があるため、完全には詳細が
明らかになっていないが、候補者は最低限、秘密情報に触れる
ための厳格な背景調査をくぐり抜けねばならず、さらに筆記試験
や複数の体力検査、面接や医学検査も、選考の際に考慮される。
Yukiko

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