松原慶太

バーバーの松原慶太のレビュー・感想・評価

バーバー(2001年製作の映画)
2.8
カラー版を鑑賞。地味で無口な床屋が、ちょっとした悪事を企んだばかりに、思いもよらぬ方向に転落していく。
ヒッチコック的な巻き込まれ型サスペンスに、コーエン兄弟らしい味付けをしたような物語。
前半はよく練られた脚本で、グイグイと引き込まれる。主人公にとって唯一の救いである、まだ十代のスカーレット・ヨハンソンの初々しい存在感。
ただ、ラスト20分くらいは蛇足に感じた。事故で死んで終わりでもよかったのでは?
松原慶太

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