速過ぎて時間を遡れるようになったフラッシュが、母親の死を未然に防ごうとしたためにマルチバースの時間軸をムチャクチャにしてしまう話。
まぁ、あまりにも入り組んだDCコミックスものの過去作を踏襲し、伏線をうまく繋ぎ合わせようとした、涙ものの努力は認めなければならない。脚本家のプレッシャーは相当だったと思う。
ともかくも別の世界線に飛んだことによって、マイケル・キートンのバットマンや、スーパーガールが登場したりという展開は面白かった。クリストファー・リーブスのスーパーマンがチラ見えしたのには胸が熱くなった。
しかしながらそのことによって、ストーリーがカオスな状態になり、ジャスティスリーグあんまり観ていない観客にとっては、非常に間口の狭い作品になってしまっているかもしれない。今後このスタイルで続けていくのはかなり無謀だと思う。
もっとシンプルなスーパーヒーローものが観たい。東映まんがまつり、ウルトラ兄弟全員集合みたいな話はもうお腹いっぱいだよ。
