スティーブ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのスティーブのレビュー・感想・評価

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かつて実際に存在した、世界中を又にかかけた小切手偽造犯にして詐欺師と、それを追うFBI捜査官の物語。

スピルバーグに外れなし、の思いを新たにする逸品。多少詐欺や仕掛けがとんとん拍子にうまくいきすぎているきらいはあるものの、年代の古さも相まって無茶を無茶と感じさせないエクスキューズがきいており、最後まで楽しんで観られた。詐欺師フランクと捜査官カールの、敵同士だけれど惹かれあうような関係がユニーク。クリスマスのロマンチックな演出などは、さすがスピルバーグの仕事。おもしろかった。