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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

4.3
1963年16歳から21歳までの間に400 万ドルを稼いだ天才詐欺師のフランク・アバグネイルJr.自伝をベースにスティーブン・スピルバーグが映画化した作品。

かなりハマって楽しく観れたと思う。まずOPのアートワークとジョン・ウィリアムズのテーマ曲がメッチャ素敵でこれだけで掴まれてしまった。 詐欺師役のレオナルド・ディカプリオとFBI捜査官役のトム・ハンクスの演技も良く、逃げて追いかけての関係から妙な友情のような関係に変わっていく展開が、スリルとユーモアを交えてテンポのいい演出で楽しめる。60年代の風景、衣装など美術も観応えがあると思う。

映画として好きなのだろうか。実話だといくら天才で優しさを持っていてもあれだけ人を騙す人間が、本当に更生するのは簡単ではないだろうと複雑な気持ちになる。そこを丁寧に描くと全く別の映画だろうか(笑)なので娯楽映画としてこの作品が好きなんだと思う。

あとはやはり自分はかなりスピルバーグ作品好きだなと思った。まだ未鑑賞作品があることを嬉しく思う。
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