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ナイアド ~その決意は海を越える~のkarmapoliceのレビュー・感想・評価

4.0
Nyad:エリザベス・チャイ・バサルヘリィ、ジミー・チン監督、ジュリア・コックス、アン・ビダーマン脚本、ダイアナ・ナイアド原作、アネット・ベニング、ジョディ・フォスター、リス・エヴァンス出演、アレクサンドル・デスプラ音楽、クラウディオ・ミランダ撮影、2023年作品。

キューバからフロリダに至る約180キロにも及ぶ危険な外洋を、53時間かけて泳ぎきる偉業を64歳で成し遂げたダイアナ・ナイアドの半生を描いた作品。

映画のような半生を送った女性の物語なので、内容は充分観応えタップリだ!加えてドキュメンタリーを多く手掛けてきたエリザベス・チャイ・バサルヘリィ&ジミー・チンの夫婦監督、アネット・ベニング、ジョディ・フォスターが主演と助演となると期待値は高まるが・・・・。その期待に充分応える映画だったと思う。

なんせ最初に挑戦したのが1978年の28歳。その33年後の2011年8月に再び挑戦を開始して毎年のように試み3度も失敗。仲間から完全に見放され孤立する展開はドキュメンタリーならではと感じた。5度目の挑戦で見事に成功するまでのドラマがダイナミック且つ繊細と言えそう。映画は脚色されていて数名のスタッフで応援しているが、実際には35人ものサポートチームだったらしく、作品中の名言「個人競技だと思ってたけどチームスポーツだ!」の意味はけっこうな規模のチームだったようだ。

しかし鑑賞中は本物にしか思えないアネット・ベニングとジョディ・フォスターの2人の素晴らしい演技は凄く惹きつけられた。
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