頭のいい人同士の駆け引きって、実話だから不謹慎かもしれないけど、ｽﾘﾘﾝｸﾞで、ｽﾏｰﾄで、めちゃくちゃお洒落!
舞台のような音楽、芸術的なｵｰﾌﾟﾆﾝｸﾞ。
形を色々と変えるｼﾙｴｯﾄだけの映像はそれだけで一つの物語を観たような満足感。
この作品は、未成年の頭の良い詐欺師ﾌﾗﾝｸ･W･ｱﾊﾞｸﾞﾈｲﾙと、それを追うFBIｶｰﾙ･ﾊﾝﾗﾃｨをえがいたもの。
ﾌﾗﾝｸの父は文具の会社を経営していたが、脱税容疑で融資が受けられなくなり、倒産してしまう。
16歳の誕生日、父親から16枚の小切手をもらったﾌﾗﾝｸ。
ﾌﾗﾝｸは大人になったような気がして喜ぶが、、
頭の回転もはやく、緻密な器用さもあり、度胸もある人物なんてなかなかいない。
職業も1つならありえるんだけど、難しいとされる職業を3つもΣ(ﾟﾛﾟ;)
ただ、精巧な小切手を作り、別の人物になりきり、騙してお金を奪うという大人顔負けの犯罪で、額も全然かわいくないんだけど、終始ﾌﾗﾝｸの愛情を欲する子供らしい純粋な部分が見え隠れしていて、その困ったような青い瞳が画面を見つめる度、心が痛んだ。
ﾌﾗﾝｸが追い求めていたものが、違う形であれ叶ったのならよかったんだけど、、
全体としてはｽﾋﾟｰﾃﾞｨに進むｽﾄｰﾘｰが小気味よく、ただ逃げる、捕まえるだけではなく、ﾗｽﾄまで盛り沢山なｴﾋﾟｿｰﾄﾞ満載で、2時間超があっという間だった。
ｴﾝﾄﾞﾛｰﾙにも釘付けになった👀
