ゾロ

ケイン号の叛乱のゾロのレビュー・感想・評価

ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)
3.5
BS自動録画分鑑賞

第二次世界大戦時、アメリカの海軍
駆逐艦ケイン号で起きた反乱と軍事裁判物語

大学を出て3ヶ月訓練しただけの若者が
第二次世界大戦への参加(最前線)を希望
戦争へのハードルの低さが気になる
実際、彼は駆逐艦での経験から
自立した男になるが…

また、脚本が面白く
前半で、艦長との不和を描き
後半で、軍事裁判が描かれる

あまり、凄腕と思えない弁護士だったが
艦長の自滅とも思える証言で、決着

終盤の乗組員のお祝いの席にしらっと現れる
裏切り者の友人にイラッと憤りを感じていたら
最後に、水を刺す男が現れて…


リーダーの資質と責任について
重要な問いを投げかけてる映画だっだが
最後の最後、弁護士の見解を聞いた時
はっ!とさせられた

艦長への不信感が募り、彼への思い込みは
部下たちだけでなく、自分もその1人だった
確かに、艦長の歩み寄りがあった時に、
別のコミュニケーションで結末は違った

改めて
相手を理解するとは何なのか?
解り合えない事が前提で
問い続ける事が大事と思い知らされた

他人を理解出来ないと諦めると【断絶】
他人を理解出来たと慢心すると【偏見】

実行が難しいんだよなー😓
ゾロ

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