じゃがいも

トムボーイのじゃがいものネタバレレビュー・内容・結末

トムボーイ(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミカエルとして友達と接するロールの表情がとても生き生きとしていた。でも幸せな時は長くは続かない。

親として子供の性に関することに向き合うのはとても難しいことだと想像できる。特に、お産直前で精神的に余裕がないロールの母のような状況であれば尚更。
それでも、あの対応は間違っていたんじゃないかと思う。女の子の服を着せ「これでいいの」という根拠のない曖昧な言葉しか与えないのは、果たして正しい教育なのだろうか。それに、狭いコミュニティでロールがこの先いじめの対象にならないかなどはこれっぽっちも考えていない様子。とってもモヤモヤした。

子供たちの演技に感服。
ロール(ミカエル)はもちろんだが、ジャンヌの複雑な気持ちが表情でしっかりと見て取れるのが素晴らしかった。(睫毛の長さに驚いた。)

毎日無邪気に遊びに耽る子供たちの水々しい表情がとても素敵。大人になると友達と全力で遊びを楽しむ機会なんて滅多にないので、懐かしさと羨ましさの入り混じった複雑な気持ちになった。
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