トランスマスター

PUSH 光と闇の能力者のトランスマスターのレビュー・感想・評価

PUSH 光と闇の能力者(2009年製作の映画)
3.0
『アベンジャーズエンドゲーム』に向けて
出演者のB級作品巡礼中

舞台は、香港。超能力者の能力を開発するためドラッグ投与で実験中唯一の成功被験者が、施設を脱走。(『AKIRA』❓)
追うもの追われるもの共に超能力を駆使していくお話です。ただのド派手なサイキックバトルにならず、能力を相手を探し出す方向に使っている点は、新鮮です。

◆良い点/注目ポイント
・主演のクリス・エヴァンスに注目が、集まりがちですが、MCUファン御用達の海外ドラマ『エージェント・オブ・シールド』のメリンダ・メイ役のミンナ・ウェンも登場します。二児の母とは思えないアクション女優です。
・サイキック作品としては、珍しい能力が多い。未来予知、念動力、マインドコントロール、嗅覚からその対象物の持ち主の行動を遡って映像を見れる、超音波、ステルス、幻術などオリジナリティがあります。
・主人公の相棒ダコタ・ファニングとの関係が、信頼感があって良いですね。
・ビー玉を使った予知能力とか、前半パートは一気に引き込まれていきます。
・香港の街並みや部屋の中など見たことのない風景が、広がります。高層ビルの建築現場の足場が、【竹】です!

◆改善点
・まずタイトルの原題から映画の中身を連想できないし、邦題はB級臭漂っています。
・銃弾を弾き返すATフィールドに対して、拳は有効。念動力能力者同士の戦いは、ガンダルフVSサルマンのように相手を壁とかに吹っ飛ばすのではないか?と思いました。

◆総括
・『X-MEN』や『HEROES』に比べると、地味な超能力ですが実社会ではめちゃくちゃ役立つ羨ましい能力が有ります。
紙のお金を本物のお金に見せちゃうスキルとマインドコントロールです。
いずれか備えれば、仕事もせずに悠々自適に暮らせまず!

-2019年60本目-