レイジング・ブルのmajiziのレビュー・感想・評価

マーティン・スコセッシは司祭になろうとしていたけど、ドロップアウト。

しかしながらその宗教観からは完全に抜け出せないわけで、単なる栄光と転落の人生というよりも、妄執や嫉妬により破滅に陥る人間の描き方がえげつない程のストレート。

さらにデ・ニーロの狂気的演技力と別人かと思わせる体重変化はそこにリアリティと説得力を持たせます。

オープニングが痺れるほどカッコいいのに
観た後の虚無感が凄い。