裸足のトンカのえいがうるふのレビュー・感想・評価

ジャン=ユーグ・アングラードの初監督作品。野生動物っぽいヒロインと大人向けお洒落絵本みたいな設定そしてベティ・ブルーで彼に惚れ込んだファンとしてはある意味期待通りの切ない展開といったところ。主演のパメラ・スーに対するアングラードの愛が作中に満ちあふれていて、お腹いっぱい。

ムービースターカップルの場合（たとえリアルでは長く続かなかった結婚だったとしても）、その関係の最盛期の二人の隠しきれない素の感情が画面から溢れるような作品の面映ゆさは、別世界であっても同じ人間だなぁと思えて嫌いじゃない。