意表を突かれた！
何の思い入れも知識もなく
何となく画風と
好きな時代であるから鑑賞。
最初から最後まで、殺陣やVFXでは
表現出来ない圧倒的画力。
なんと表現すべきか言葉に迷う。
歳したとはいえ、動体視力MAXで
ギリギリ追いつく目に訴えてくる
震えるような剣技が舞う感じ。
初めてマトリックスを観た時や、
ジャッキーチェンの計算された
功夫の殺陣を思い出される
新しい感覚は、まさに
世界に誇れるジャパニメーション。
侍らしい一刀一殺ではない、
受太刀がたくさんあるが
きちんと刃こぼれして剣が保たない
表現をするあたりも好き。
ストーリーについては敢えて触れません。
また、主演を務めた長瀬智也に拍手。
飄々とした掴みどころの無いキャラに
ピッタリだった。
これがワイヤーアクションと
早回しで撮影されたら、のＩＦ
最近はかなり技術も上がり
不自然さも無くなってきたとはいえ
やはり凡作に終わったと思う。
アニメーションという技術で
描き切った事が素晴らしい。
宮崎駿が天才的感覚で
流れるようなアクションを
アニメで作ったのも、
本当に素晴らしい事だが
これからのアニメーションという文化に
光が差した一本だと感じた。
褒めすぎかなー？
いや、事実圧倒されました。
脚本が良ければなんて
野暮な事は言わずに鑑賞しましょう（笑）
