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七つまでは神のうちのSQURのレビュー・感想・評価

七つまでは神のうち(2011年製作の映画)
3.0
『劇場霊からの招待』の三宅監督担当回がかなり怖かったのでこっちも視聴

両作とも物語を進行させるために登場人物に若干無理のある行動をさせていてそこに引っかかりを覚えてしまう(何故か携帯を持っていない、なぜか公道沿いに帰らない、などなど)
ただ、心霊を前にした時、人は往々にして不可解な行動をとってしまう、と解釈できないこともない

CGからして低予算なのがヒシヒシと伝わってくるが、それでもちゃんと怖いのは演出が凝っているからなのだと思う
ただただ心霊出して人襲わせとけ、といったB級ホラーとは違い、心細かったり不安になるような場面を丁寧にお膳立てし音や影などで恐怖をかきたててくる

Jホラーの本質が『理解できないこと』にある以上、後半のネタばらしに入った途端勢いが落ちてしまうのは仕方のないことかもしれない
それでもなお残る解説されきれない怪奇現象が消化不良で後味の悪さを出していて良かった
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