ちいさな泥棒

愛の記念にのちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

愛の記念に(1983年製作の映画)
3.0
まるで昔の自分を見ているようで直視するにはあまりにも痛かったので、洗濯物を畳みながら分散して観た。

自分のことは自分が一番愛してあげないと、誰のこともちゃんと愛することはできないと思う。じゃないとあの男から男へ〜を繰り返して永遠に満たされないはず。

あとあんなヒステリックな母親の近くにいたら治る病気も治らないと思うので離れたほうがマジでいい。


昔身近にいたとある子。今はどうしてるか不明だけど、結婚してたけど男に問題ありありで新しい男つくって夜逃げして離婚したあと再婚、盛大に式を挙げたんだけど満たされなくて新しい男つくってまた離婚、今はどうしてるか不明だけど彼女は「女は愛されなきゃだめだよ!」とか「ちゃんと恋してる?」「いつもドキドキしてなきゃダメだよ」が口癖で、知ったかのようにまわりに諭してたけど、一番わかってなかったのは自分じゃないのか、そんな生き方してたら一生落ち着かないぞ、と内心思っていたけれど…今はどうしてるのかな。

でもそんな波瀾万丈のミセス破天荒の人生もまたそれはそれなので、数年後に風の噂で遠くから聞くぶんにはって感じで。なんだかんだで男や恋にはメンタルヘラヘラでも、生きるという部分においては地球に隕石が落ちても、たまたま隠れたらラッキーだった地下でたくましく生き抜いてっちゃうタイプなんだろうなとは思います。


話がだいぶそれましたが、ドキドキする刺激のなかで得られるひとときの通過していく安らぎか、大きく長くつつまれる毛布のようなやわらかい安らぎか、どちらを選ぶかは自分次第。