TAK44マグナム

デッドリー・スポーンのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

デッドリー・スポーン(1983年製作の映画)
3.7
やつらは喰うためだけに生まれてきた!

隕石と共にやってきたのは、するどい牙が無数にはえた口だけモンスターだった!
喰らうために必要なのは口だけ!という、潔いデザインはかなり醜悪で、次から次へと田舎町の住人を食い荒らします。
大きいのから小さいのまで、様々なタイプが登場、人間とみるやいなやガブリと食いついてくるのだから堪りません。
音に反応し、どうやら火には弱いみたいで、最終的には駆逐されるのですが、意表をついたラストが待っています。

かなり低予算で撮られた(なにせ元は16mmフィルム撮影です)と思しきモンスター映画ですけれど、日本でも紹介された当時、それなりに話題となった作品です。
胴体からいきなり口がバカっと開いている造形が大ウケして、レンタル屋で見つけて速攻で借りたおぼえがあります。
ストーリーなんてあってないようなものですが、人間が食べられる場面は手作り感はあるもののゴア度は高く、予算がない割に人体損壊描写は頑張ってますね。
やりたいこと、見せたいことは手を抜かない姿勢が、やはり映画作りにおいて大切なんですよ。
それが例え、人喰いモンスターが人間を食べ散らかすという酷い絵面だったとしても・・・(汗)

主人公となるオタク少年が絵にかいたようなオタク部屋で早朝からホラー映画を観てたりするのが微笑ましいですが、だからこそモンスターにも一歩もひかないのが良いですね。
頭のカタいお兄ちゃんが気がふれるのと正反対。

途中からいきなり登場するキャシーが頭は弱そうだけど胸元がセクシーで好みでした。80年代のホラー映画にピッタリなルックス(苦笑)

それにしても、隕石が落ちてきたら近いちゃダメ。とりあえず遠くに逃げましょう!
SFホラー映画あるあるですよね!


レンタルビデオ、某動画サイトにて