Yukiko

穴のYukikoのレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
4.0
2022年4月26日
『穴』  1960年フランス制作
監督、ジャック・ベッケル。
他の監督作品に『モンパルナスの灯り』がある。

パリ14区にあるサンテ刑務所。
その独房の一部屋に4人の男がいる。
そこに新たに新入りの若い青年、ガスパルが
入ってきた。
前からいる4人は、脱獄計画の話をガスパルに
話すかどうか意見が分かれる。
そして脱獄決行前夜、ガスパルは署長に
呼び出され、釈放の話が・・・・・・


それからどうなる?
と、気になってこの映画を興味深く観た。
ストーリーはとても面白い。

穴を掘る音、周囲の独房に響かないかなぁ~?
特に夜中とか。

周囲は知っていたのかな?

1947年に実際に起きた脱獄事件を元に、
ジョゼ・ジョヴァンニ(実行犯の一人)が1958年に
小説に、その映画化。
脱獄囚の一人、ロラン役もまた、実際にこの事件の
実行犯だ。
素人のはずなのに、緊迫した演技で迫力を感じた。
他の方々も演技がうまい。

青年役のガスパルもお坊ちゃんのようで、役に
合っている。

この映画の監督さんは、映画の公開前に
お亡くなりなさったとか。
Yukiko

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