誰だって、
意味もなく人を騙したくはないし、
意味もなく裏切りたくもないし、
意味もなく誰かと愛し愛されたりしたいだろうに。。。
戦争が人をモンスターにしてしまうのだろうと、あらためて痛感。
あの人は、生きていくために、生き延びるために、
嘘をついたし、裏切ってしまったのだろう。
そうしないと生きていけないと思わせてしまう戦争が、憎いですね。。
愛に満たされていたり、幸福を実感出来ていれば、人は強くなれるし、強くあれれば優しくもなれるし、誰かに対する攻撃心なんて、沸き出てこないものだろうと思う。
何故なら、そんな不毛なこと程ないと、知ってしまうから。
この作品は、戦禍でありとあらゆる尊厳を凄惨なかたちで奪われた無数の人々の哀しみや絶望を、とても冷静な、尚且つ客観的な視点で淡々と提示しているところに好感が持てるのと同時に、胸に押し迫る苦しみを疑似体験させてくれる。
誰かと、或いはどこかの国と利害が一致しないのは、生きていれば当たり前。
その中で共存していく道を探る努力を、やめないでほしい。
憎しみ合い奪い合うことの不毛さに、気付いてほしい。