【進撃のペンギン】
バットマンムービーの最高傑作であり、ティムバートン監督作品の中で一番好きな映画。
前作で変人ジャックニコルソンを倒した変人バットマンが、それをはるかに上回る変人二人に終始振り回される話。
ティムバートンのフリークス愛が爆発したストーリー。
オープニングクレジットと、セリーナカイルが部屋で大暴れする場面と、ペンギン軍団が蜂起するクライマックスが今作の真骨頂。
特にペンギン軍団が可愛くて愛くるしい。
健気に進撃する姿に癒される。
だけど、シナリオに余計なものが多いんだよな。
市長選の話とかいらないだろと今でも思う。
黒幕もキャラが薄くてただの小物なのがなあ。
ティムバートンの作品は、個人的に海外のお菓子を食っているような感覚がする。
この頃の彼は最高に変人だったし、バイアス方向は同じなんだけど風土がちょっと違う。
海外の超甘いお菓子を食べて（美味しんだけどなんか合ってないんだよな）な感じになり、うまい棒とかの日本の駄菓子を食いたい気分になる、そんな感覚。
だけど、キャットウーマンの暴れっぷりとペンギンの進軍シーンは何度観ても本当に素晴らしく心を奮いたたされる。
ペンギン軍団が超カワイイ映画だ🐧
小道具も最高。
おまけ
個人的バットマンシリーズのベストシーン
3位
『バットマンフォーエバー』ジムキャリー全般
2位
『バットマンリターンズ』ペンギンの進軍
1位
『ダークナイトライジング』最序盤、ベインによる飛行機襲撃事件
今まで公開されたアメコミ映画の中で、一番アメコミテイストを脱却していたのは、あの場面だったよなと思っています。
