ガブXスカイウォーカー

死者の学園祭のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

死者の学園祭(2000年製作の映画)
4.0
『死者の学園祭』というからてっきりオカルトミステリーかと思いきや、普通の学園ミステリーだった。でもけっこう面白い。自殺した親友の遺した台本をなんとか上演しようとがんばる主人公、謎の転校生、次々と何者かに殺されていく同級生たち、学園内で密かに進行する陰謀などなど、ぐいぐいと引きつけて、盛り上げてくれる。
深田恭子(当時17歳)の初主演映画だが、開始当初は彼女にオーラは感じられない。同級生役の女の子たちと区別のつかないカットもあったりする。だが物語が進むにつれ、少しずつ深田の成長していくのがわかる。脚本の順番とおり撮影しているわけじゃないんだろうけど、最初と最後ではだいぶ表情が違う(当たり前か)。彼女の変化を観察するだけでも観る価値がある。
本作は深田がトップ女優になった現在でも全く話題にあがらないけど、ミステリーとしてもアイドル映画としても水準以上の出来だ。
笑顔で自転車をこぐ深きょんはいいぞ!(だからオマケして4.0)