このレビューはネタバレを含みます
なんとなく予想はできるのでサスペンスとかミステリーとは思わない方がいいね。
悲しく切ないヒューマンドラマかな。
少しは分かりつつもどうしてそこまで懸命なのか何者なのか何があったのかを想像しながら見進める。
分かったときにはやはりそういうことかってなるし彼が弱っている理由を知ることになる。
自分が同じ立場だったらそんな行動を取るのかな。
何も悪いことしてないのに酷い不幸が訪れる人がいる。
助かるべきなのに助からない人。
キッカケがあれば助かるのに声をあげられない人。
そんな人たちに手を差し伸べたい気持ちは分かるけどそれも氷山の一角だと思うと選べないよね。
主人公も被害者のような気がしちゃう。
もっと適当なことしてるのに何の罰も当たらない人だってたくさんいるから。
何が運命を決めているのか。
ウィルスミスってこともあって『素晴らしきかな、人生』の幸せのオマケと比べちゃいます。
犠牲を出してしまった分だけ自分も犠牲になって人を助けようって気持ちも分かるけど他のやり方はなかったのかな。
もっと多くの人を助けることもできたはずだと感じてしまった。
まあでもこれは生きているのが申し訳ないと思ってしまっている彼の決めたこと。
責任の重圧には耐えられないんだろうな。
泣けるってわけじゃないけど少しつらいストーリーでした。
親友くんが可哀想な気もしたね。
とりあえず1番のメッセージは"よそ見運転するな"ってことですかね。
