もじゃ太郎

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチのもじゃ太郎のレビュー・感想・評価

3.4
LGBTをテーマにしたミュージカル映画。なかなかコアな仕上がりになっているのでこのアプリを活用しなかったら出会わなかったかもしれない映画。

東西冷戦時の東ベルリン生まれのゲイ、ヘドヴィグがパートナーの出身地アメリカに性転換手術して移住するが別れてしまう。小さい頃からの夢であるロックスターを目指して活動を続けやがてトミーという新たなパートナーを見つける。トミーは性転換していると知り、別れるとともにヘドヴィグの曲を盗んでデビューを飾る。

20年前の映画なのに応援上映を前提にした演出したりする仕掛けがあった。ベルリンの壁をLGBTの心理的な境界線のメタファーとして描いたものと思う。とても進歩的な映画だった。