やわらか

羊たちの沈黙のやわらかのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.8
自分的に「観れていなかった有名作品」リストでもかなり上位にあったこちら。目黒シネマのGWサイコスリラー特集でやっと観れた。

若々しくも芯のあるジュディ・フォスターも、言わずと知れたアンソニー・ホプキンスの狂気も、クラシックな格調すら感じられる80~90年代のアメリカの公共建築も、いずれも圧倒的な映画の魅力ではあるのだけど、自分が想像していた「物凄い名作」とまでの衝撃ではなかったかも。

むしろ脱獄の警備とか、最後のもう一人の犯人の見つけ方とか、暗視スコープからの返り討ちとか、「えっ?そんなガバガバで良いの?」と驚いたとこはある。

この辺ちょっと前に観た「グッド・フェローズ」のマフィアモノもそうだけど、現代的なサイコスリラーというフォーマットを作ったのが本作や今日一緒に観た「セブン」なのだけど、フォロワー作品を先に見慣れてしまうとオリジナルのインパクトを感じられない面はある。

ま、そうは言っても平凡な作品何十本観ても、この映像の美しさとは比べるべくもないのだけど。
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