やわらか

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのやわらかのレビュー・感想・評価

3.8
なるほど、ストーリー性のないゲームはこうやって映画化するのか、と感心した。

シナリオはほぼ透明なぐらいに薄めておいて、ゲームをプレーしたファンが自分が愛するマリオやドンキーコング等のNintendoファミリー作品をいかに心地よく思い出せるかに徹していたと思う。

その中で感じたのは音楽の強さ。近藤浩治さんが作った幾つかのモチーフが鳴るだけで、国も世代も違う元・現プレイヤー達が脊髄反射的にスクリーンに引き込まれるのは、刷り込みと言うか何と言うか。ストリングスやホーン、様々にアレンジされたバージョンすらも、幾つものリメイクの中で既に「知っている」音になっている。

一方で三回ぐらいあった洋楽ポップ懐メロは何やったんやろ?"Hero"、"Mr. Blue Sky"とか、英語圏ではあの辺の曲とスーパーマリオの流行った時代がリンクしてるということ?

満員のTOHOシネマズ錦糸町楽天地で観たのだけど、小学生ぐらいの子供連れの家族が大勢して、みんなマナー良く最後まで楽しんでいたのも印象的だった。

唯一、若い相撲取りの人が終盤の手前ぐらいでスマホ取り出して時間かメッセージか確認してたのにはムカついた💢💢💨
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