やっとこさ、鑑賞しました。これだけ有名で、名作!ってなっちゃってるとある程度の情報が入った状態での鑑賞となってしまい、必然的にハードル爆上げ!みたいになってしまいます。今作に関してはもう、アンソニーホプキンス演じるハンニバルレクター博士が私の中でこの映画の象徴となっていて、勝手に主役だと思い込んでしまっていました。違いましたね。彼は今作ではほっとんど出てこない。でも存在感がものすごい。すごかった。
全編に渡って、どこか薄気味悪くて、ゾクゾクするような感じ。そんな画面にとんでもなく映える美しいジョディフォスター。肩肘張って頑張っている姿がすごくかっこよかったです。そんな彼女に手を貸すレクター博士は彼女のどこまで読んでいたのだろうか。二人のなんとも言えない、不思議な関係性が面白かったです。そもそも彼は本当にサイコパスなのか。二人のシーンを見ているととてもそんな風には見えなかった。
と、レクター博士の登場シーンに関してはとても興味深い、面白いなぁという感じだったのですが、全体的な話としてはそんなに入り切れなかったというか、自分が思っていた期待とは違う、という印象でした。全てを知った上でもう一度見返したら印象が変わりそうな作品だなぁとも思いましたので、今後また時間があれば見直してみたいなぁと思います。