Eryyy678

アンタッチャブルのEryyy678のレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.6
アメリカ禁酒法時代。酒の密売で莫大な利益を上げ、シカゴを支配するギャングのボス、″アル・カポネ〟と、正義のために彼と対決する″アンタッチャブル〟の戦いを描いた映画。

主人公″エリオット・ネス〟は実在の人物で、映画は彼の自伝を基にしている。

とにかく登場人物がかっこいい。まっすぐすぎるぐらいに正義を貫くネス捜査官。
真面目そうな見た目で、自らの危険も顧みず仲間を助けるウォレス。

アンディ・ガルシア演じるストーンは、スタイリッシュで、特にネスと連携した銃撃シーンは、最高にクール。
ショーン・コネリーはさすがの渋さ。やっぱこういう年長者がチームに一人いると良いね。

アル・カポネはロバート・デ・ニーロが演じてるだけあり、一見温和に見えて、苛烈な残虐性と気性の荒さを備えている。
「チームワーク」が大事と言いながら、部下をバットで撲殺するシーンは恐ろしかったです。

そしてカポネの右腕、ニッティ。アンタッチャブルを執拗に狙う憎っくき敵ではあるんだけど、冷徹な殺し屋って雰囲気が結構好きでした。

ベビーカーの銃撃シーンは有名だと思いますが、個人的には、終盤のネス捜査官とニッティの対決する銃撃シーンも好きです。1発の銃声から唐突に始まる、疾走感のある音楽。逃げながら反撃するニッティと、彼を追いつめていくネス。″静〟と″動〟のシーンによって変調する音楽が、緊張感をより引き立てる。あのシーン、何回も見てしまいました。

この作品、衣装担当したのが「アルマーニ」とのことで、俳優達の衣装や着こなしもかっこいい。

どうでもいいですけど、実在のエリオット・ネスも結構男前ですね。俳優と言うほどイメージが違わない。
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