ボンド対ドラキュラよりスカラマンガ
2011年11月9日 19時38分レビュー
1974年ユナイテッドアーティスト提供、原作イアンフレミング。製作ハリーサルツマン、アルバートRブロッコリ。脚本リチャードメイボーム、トムマンキヴィッツ。監督ガイハミルトン。
久々ベタな確認シリーズ。二代目007、ロジャームーアの第二作目。
昔テレビでみた作品を再鑑賞シリーズ。
(多分ごく一部の方にお馴染みの「こんばんわ、オギマサヒロです」の「月曜ロードショー」で見た記憶あり。)
そして
私にとってのクリストファーリーは、「吸血鬼ドラキュラ」じゃなく、007の悪役の本作で、記憶した圧倒的な存在感でした。
先だって見た「ロードオブザリング」シリーズからも見たかった作品でした。
ワーナーのデジタルリマスターじゃない方でレンタル鑑賞となりました。
イヤー、なかなか、いりくんだ007でした。
所々「なんで?そうなるの?」突っ込みがあるんですが、静かで冷酷でエロすただようクリストファーリーは、素晴らしい悪役スカラマンガでしたねぇ。
そしてあのリーのお手伝い、小人さんの素晴らしい存在感が、より引き立たせてくれます。目で怖い、悪役の基本ですよね。
静かだと怖い、さすがドラキュラで鍛えられたリーでございます。メイキングを見ますと、リーも「007」という事ですぐ受けたそうです。
これは、のち「オースティンパワーズ」のミニミーに引き継がれるベストキャラです。それだけ、インパクトあるんですね!
「ボンドを苦しめたか?」という事では、
全然疎遠でアッサリめ
で効果無しな感じでしたが、
クリストファーリー以外のいろんな飛び火した空手やら化け物屋敷的対決やら
あの小人にやらに
すっかり
やられていたんだなぁと思い直しました。あの見世物小屋風な造形は、「ドラキュラ」のクリストファーリーのリスペクトだと思いましたね。
あと、組み立てる黄金銃を見て勝手にアニメ「ゴールドライタン」を想起しました。
勿論ロジャームーアも色気ムンムンで、張り切ってボンドやっています。
彼の甘い声も特徴ありますよね。
今回は、空手やらなんやらで大変なムーアボンドです。
でかい野望と尊敬をもつ黄金銃を持つドラキュラよりクリストファーリーの
表情が怖い、能面のような悪役が光るリーバーサスムーアボンドとの対決は、どちらに軍配があがるのか?
さて
黄金銃を持つクリストファーリーと対決するボンド、勝負はいかに?
ボンド対ドラキュラよりスカラマンガ、ぜひご覧ください!
追伸
あー007は、基本デジタルリマスター版の特典満載DVDぜーんぶほしいっ!