リゾート地・アミティを襲ったジョーズの恐怖から4年。
次々に観光客が行方不明になっていく中、ブロディ保安官が再び立ち上がる。
『ジョーズ(1975)』の4年後を描く続編。
以前サメの恐怖に打ち勝った島がまた、恐怖に見舞われます。
ブロディ保安官(署長に昇進)は健在。
でもまた市長が島の利益だけを考えて、対策をごてにしてしまう。
馬鹿息子とその友人達はブロディ署長に隠れて海に出てしまいます。
まぁ、予想通りホオジロザメに襲われちゃうんですけどね。
プロットがほとんど前作と一緒です。
前作よりもベタすぎて&古臭かった…。
って約40年前の映画なんだから当たり前か。
あの大ヒット作の続編ということで、しかも当時のスピルバーグは凄かったので、そんな人の後釜なんてチャンスでもあるが無謀でもある。
結果はこのシリーズの後の作品を観れば明らかであるが、そんなに大きな失敗はない代わりにそれ程大きな成功もない。
続く作品に比べてもまだちゃんと映画になってる。
何か、前作のなかなか姿が見えない恐怖だったのに対してバンバンサメ出てきますね。
まぁ、これはこれで良いかと思います。
この部分で評価が分かれるみたいですけど。
「あ、助かるかな…」と思ったところでΣΣ(゚д゚lll)となり血が広がるのは恐ろしい。
ただ非常にサメの顔がキュートです。
なんか愛着がわく目をしています。
あと、最初に前作で沈んだ「オルカ号」が出てくるのがいいですね。
可哀想だったのは、海に落ちたブロディ署長の馬鹿息子の弟を救おうとした女の子がサメに殺られちゃったこと。
すごく優しくて良い子だったのに。
馬鹿息子を誘った金髪オカッパのパニック女、あいつが食われたらよかったのにと何度思ったか…。
今回はサメもそんなに主要人物を襲わず、関係のない人たちを最初に襲うだけで、結構クライマックスでは死人が出なかったりでサメの恐怖がイマイチ伝わってこないのが残念でした。
とはいえ、それなりに楽しめる映画でよかったです。