ナツミオ

ファミリー・ツリーのナツミオのレビュー・感想・評価

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)
4.0
WOWOW録画鑑賞
ハワイを舞台に、父親役ジョージ・クルーニーが情けない父親を熱演‼️

2回目の鑑賞
未レビュー、レビュー投稿のため再鑑賞。
過去、イイネ!を頂いた皆さんありがとうございます‼️

ハワイを舞台に事故で意識不明の妻の意外な不倫を知った男性が、娘たちとともに生きる道を模索しながら人生と向き合い家族の絆を結びなおす旅に出る感動作。

・ゴールデングローブ賞4部門ノミネート
(監督・脚本賞)
2部門受賞(作品(ドラマ部門)・主演男優賞 (ドラマ部門) )
・アカデミー賞5部門ノミネート
(作品・主演男優・監督・編集賞)
脚色賞受賞
・その他多数の映画賞受賞

原題:The Descendants「子孫たち」

2011年米作品
監督・脚本 アレクサンダー・ペイン
脚本 ナット・ファクソン ジム・ラッシュ
原作 カウイ・ハート・ヘミングス
(「ファミリー・ツリー」(ヴィレッジブックス刊))
音楽 サウンドトラックはさまざまなアーティストによるハワイ音楽
音楽スーパーバイザー ドンディ・バストーン
エグゼクティブ音楽プロデューサー リチャード・フォード
撮影 フェドン・パパマイケル
出演 ジョージ・クルーニー シェーリーン・ウッドリー アマラ・ミラー ニック・クラウス ボー・ブリッジス ロバート・フォスター 
翻訳者 林完治

(WOWOW番組内容より)
ハワイのオアフ島で弁護士をするマット・キング(クルーニー)は、美しい妻エリザベス(パトリシア・ヘイスティ)と2人の娘、全寮制の学校へ通う長女アレクサンドラ(ウッドリー)、10才の次女スコッティ(ミラー)とともに堅実な人生を歩んできた。しかし妻がボート事故で昏睡状態に陥り、妻に任せきりだった子供たちは手に負えない上、カウアイ島にあるカメハメハ大王の子孫である祖先から継承した広大な土地"景勝地キプ・ランチ"の扱いで決断を迫られる。そんな時、妻には愛人がいて離婚を考えていたことが発覚し、そのことを長女までが知っていた。愕然としたマットは家族と自分のルーツに向き合うことになる……。

原題は"子孫たち"の意味
邦題の意味は“家系図"

・カメハメハ大王の孫のおばあちゃんが遺してくれた景勝地キプ・ランチ。
この一族の土地を売却するかどうかを決める問題。売却すれば自然は失われるものの一族に巨額の資金が入り、妻に楽をさせてあげられる。

・妻エリザベスがモーターボートの事故で昏睡状態。

・次女スコッティが母の事故のショックから情緒不安定になり、様々な問題を引き起こす。これまで家庭を顧みなかったマットはなすすべもなく手を焼く。

・そしてトドメは、マットが全寮制の学校へ通う長女アレックスを迎えに行くが、母に対して許せぬ思いのあるアレックスは動揺と相まって、エリザベスが浮気をしていたことを告げてしまう‼️

次々と巻き起こる家族の問題に悪戦苦闘し、ジタバタしながらも解決するため家族と一緒に旅に出て家族の絆を見つめ直すロード・ムービー。

以下ネタバレあり。

印象のシーン
・カウアイ島の"景勝地キプ・ランチ"
雄大で神秘的な光景が広がる原野。
厳かにあたたかく包み込むような美しい自然を目にし、親子はしばし見とれるシーン。この映像が素晴らしい!

・妻エリザベスの実の父スコット(ロバート・フォスター)らがお別れに見舞う。
マットにチクチク嫌味を言うスコットに、娘アレックスのBFシド(ニック・クラウス)が助け舟‼️
シドは最初の軽薄でチャラいバッドイメージから、後半は家族の一員でイイ人キャラに変化するのが胸熱。

・親族会議でのマットの"ある決断"

・不倫相手スピアーの妻ジュリー(ジュディ・グリア)が、エリザベスの病室を見舞い、エリザベスに向かって言い放つ。
"どんなに憎くても許すしかないから!"

・マットが妻と2人きりの病室で別れを告げる。
”さようなら、私の妻よ、私の友よ、私の苦痛、私の喜び……さようなら…さようなら…安らかに…"
思わずもらい泣き‼️

・家族の絆が強まったと感じるラストショット。

美しいハワイの自然、ハワイアン音楽が終始静かに流れ、家族の絆と再生を描いた名作でした‼️


忘備録
【キャスト】括弧内は日本語吹替
・マット・キング
- ジョージ・クルーニー(磯部勉)

・アレクサンドラ・キング
- シェイリーン・ウッドリー(木下紗華)

・スコッティ・キング
- アマラ・ミラー(本多真梨子)

・シド
- ニック・クラウス(勝杏里)

・ヒュー・キング
- ボー・ブリッジス(ふくまつ進紗)

・ジュリー・スピアー
- ジュディ・グリア(たなか久美)

・ブライアン・スピアー
- マシュー・リラード(大滝寛)

・スコット・ソーソン
- ロバート・フォスター(佐々木梅治)

・カイ・ミッチェル
- メアリー・バードソング

・マーク・ミッチェル
- ロブ・ヒューベル

・アリス・ソーソン
- バーバラ・リー・サザン(新田万紀子)

・ラルフ・キング
- マット・コーボイ(仲野裕)

・トロイ
- レアード・ハミルトン(斉藤次郎)

・エリザベス・キング
- パトリシア・ヘイスティ
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